これまで「子どもの自転車のサブスク」や「子ども靴のサブスク」を取り上げましたが、おもちゃこそサブスクにすべきだなと思います。

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特に3歳頃までは、いろんな事を超短期間で吸収していきます。
月齢に合ったおもちゃは、少しの月日で別のおもちゃが必要になります。
それを毎回買っていたら、経済的にも辛いし、そもそもこの使い終わったおもちゃどうするんだ?ってなります。

現在は、おもちゃのサブスクはいろいろありますが、トイサブ!を取り上げたいと思います。

おもちゃプランナーが月齢に合わせておもちゃを提案してくれます。
そして隔月にその月齢にあったおもちゃが届き交換する・・・という感じです。

そして何より良いなと思うのが「気に入ったおもちゃは割引価格で買い取りできる」というところ。実はこれが地味に良いサービスなのではと思っています。

おもちゃって単に「子どもの教育・育成の為」ではなく、おもちゃを通して、お父さん・お母さんとコミュニケーションするっていう親と子を繋ぐものだったりします。

そんなおもちゃの中には、思い出となるおもちゃが出てきます。それを買い取って手元に置いておけるというのは、良い提供価値なのではと思います。

サブスクの弱点と思うのは「機能価値」に寄ってしまう事
でもそれを補う買い取りがあるのは、機能価値を超えた価値提供だなと思います。

また逆にサブスクの強みは「必要かどうか」試せる事
「試そう」と思ってサブスクはやっていないと思いますが、結果的に「試し」が行われます。その結果「これは要らない」「これは要る」の選別が出来る。必要なものだけを手元に残す。それが出来るのが「サブスク+買い取り」の仕組みです。

今回はおもちゃのサブスク事例ですが、この「要る・要らないの選別」をするという機能は、他のモノでも出来そうな気がします。

 

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。