「モノのサブスクレンタル」って地球環境に優しいんです。
なぜかっていうと、モノを何も考えずに作ると、
モノを作る時、捨てる時に大量のCO2を排出します。(地球温暖化問題)
作って・捨てるモノはゴミ問題を引き起こします。(ゴミ問題)
地球資源を使ってモノを作ります。(資源問題)
が発生します。
それを引き起こさないようにする為に「サーキュラーエコノミー」という考え方があります。その1つの手法が「モノのサービス化」があります。
PaaS(= Product as a Service)と言ったりもします(「パース」と呼びます)
モノのサブスクレンタルとはまさに「モノのサービス化」です。モノのサブスクレンタルをする事によって、「生活者が新しいモノを買う必要がなくなるので、新しいモノが作られない」となります。
なので、
新しいモノが作られないので、製造時・廃棄時のCO2排出量が減ります。
新しいモノが作られないので、ゴミと成り得る可能性の母数が減ります。
新しいモノが作られないので、余計な地球資源を使う必要がありません。
となります。
さて、本題です。
今回は、子ども自転車のサブスクサービスをやっているエシクル(ブリヂストン)の紹介です。
このサービスは、元々イギリスやオランダのスタートアップが始めたのですが、それを日本で導入したのがブリヂストンです。
大事な観点は、
子どもは大きくなるけど、自転車は大きくならない
って事です。
(このフレーズ、なんか価値観が刺激されませんか?)
これまではどういう状況かというと、
子どもに自転車を買います。
子どもが大きくなります。自転車が合わなくなります。
子どもの体格にあった自転車を買います。
子どもが大きくなります。自転車が合わなくなります。
子どもの体格にあった自転車を買います。
の繰り返しです。
幼稚園の時に乗っていた自転車は、小学校に入ったら乗れなくなるし、
小学校低学年で乗っていた自転車は高学年になったら乗れなくなるし、
中学に入ったら、また乗れなくなる・・・。
これを解消する為に、エシクルという子どもの自転車のサブスクレンタルが提供されています
月額980円を払えば、自転車を借りる事が出来て、合わなくなったら交換できる。
このイメージ動画は、イギリスのBIKE CLUBという子ども自転車サブスクレンタルやっている企業です。
これを見るとイメージが湧くと思います。
(子どものサブスクレンタルサービスは他にもいろいろあるので、またそれは別途紹介します)
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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