代替肉というより、新たな食べ物「たかきび肉」

代替肉の主流・・・と言えば何が原料でしょうか。
それは「大豆」です。

大豆由来の代替肉はいろいろはメーカーから出ています。
ただまだまだ味がついてこれない印象です。

それとそもそもなんで代替肉なの？っていう話ですが、
いくつか理由がありますが、その1つが温室効果ガスの削減、つまり地球温暖化対応です。

肉と言えば、豚肉や牛肉ですが、牛は育てている時に「ゲップ」をします。
そのゲップにはメタンが含まれていて、しかもメタンは二酸化炭素の25倍の温室効果があるので、
地球温暖化的には困るわけです。

そこで、そもそも牛を育てる数を減らそう！という事で、
お肉の代わりに大豆を使ったお肉みたいなものを食べる・・・みたいな話です。

ただやはり大豆なので、なかなか本物のお肉と同じ味なりません。
（いつか、たどり着くとは思いますが・・・）

そこで「大豆」以外にもお肉に代替出来るものがあるよね、
という事で今回は「たかきび」を紹介します。

そもそも「たかきび」って何ぞやって話ですが、雑穀でイネ科の一年草で、アフリカ原産です

ちなみにスーパーフードらしいです。

そんなたかきびを使って、徳島市にある企業"株式会社ふじや"が代替肉を開発したそうです。
味は届けられないので百聞は一見に如かず。
動画を見てください。

という感じで、もう普通に美味しそうです。

代替肉という名前から「肉の代わりに食べる」という意味合いが強いですが、私は「選択肢が増えた」と捉えるのが良いと思っています。

肉の方が美味しいけど、我慢して代替肉を食べる・・・というよりも「たかきびのハンバーグが美味しい！」って事かなと思います。

皮肉にも地球温暖化がなければ生まれなかった産物かも知れませんが、世の中のトレンドに抗って、生まれた産物なので、これから生まれる新しいものはそういうものばかりかなと思います。
プロダクト然り、ビジネス然り、社会システム然り。

菱木信介: 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。