これはスゴイ!という電動バイクの話です。

バイクじゃなくてクルマの話なのですが、電気自動車(BEV)は、充電が大変ですよね。。。
とにかく時間がかかる。そこが普及の1つの課題とも言われています。

ガソリン車だったら、ガソリンスタンドで入れ始めて、10分程度で満タンになりますよね。
BEV車は、日本国内の急速充電器の多くは、1回に利用できる時間が原則「最大30分」というルールが定められています。
なので1回で充電できる電力量は限られます。しかも、最低30分かかってる。

電気自動車の充電時間はどのくらい?普通充電・急速充電の目安を解説 - EV DAYS | 東京電力エナジーパートナー

【実践者が語る】ガソリン車の給油に比べて、電気自動車(EV)の充電は長い!と思う人は多いはず。そこで、普通充電・急速充電でかかる充電時間、車種別の充電時間を解説…

バイクも同様で、クルマほど大きくないので充電する時間は短くて済みますが、やはり「充電する時間」は物理的に必要になります。

ところが、そのストレスがなく電動バイクを愉しめるサービスをHondaとスウェーデンのGoCimoという企業が実証実験を始めました。
それは「電池交換式」の電動バイクの提供です。

HondaとGoCimoがバッテリーシェアリングサービスの実証実験を開始 | Honda 企業情報サイト

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上記画像の青く光っているやつがバッテリーです。
そう、充電が無くなったら、バッテリーごと交換しちゃえばいいんです。
なのでユーザ側の充電時間はゼロです。GoCimoには10秒で手に入るって書いてあります。

GoCimo - Electric Mopeds with Battery Swap for City Mobility

GoCimo makes it easy for the food, post, and service delivery fleets to go electric with smart battery swaps and subscription models.

この発想はスゴイなと思いました。
でも、昔のPCはバッテリーが交換できたので、予備バッテリーで充電せずに交換みたいな事をしていたので、既に存在していたのですが、それを実際に実現しちゃうのがスゴイです。

ちなみにですが、このGoCimoが提供する電動バイクは、購入かレンタルをします。その際にバッテリー部分が含まれていないので、初期導入コストも安く済みます。最大50%削減できるらしいです。
そして、バッテリー部分は、サブスクサービスになります。

バッテリーの利用と充電を同一の機器で行うから時間的なコンフリクトが起きる。であれば、利用と充電を分離してしまおう!という発想ですね。

BEVもこの方式ならいいのになぁと思いつつ、バッテリーの大きさが違い過ぎるので、無理かもですが、何かヒントがある気がします。
(例えば、現状のBEVのバッテリーを半分に分割して、1つは固定で搭載され、1つは交換可能にするとか。PCのメモリー増設みたいな発想で。そうすれば交換する大きさは小さくなる。もしかしたら1/4でもいいかも。)

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。