いろいろなところに古着やタイル、カーテンとかの回収ボックスの設置が増えてきているように思います。そんな中、ECOMMIT という会社のPASSTOという古着回収も増えてきました。
(他にも雑貨やおもちゃも回収しているようです)
サービス提供会社のECOMMITは商社なので、回収した服を国内・海外で古着として流通にのせたり、古着として売却できないものはリサイクルするという事をやっています。回収したものは自分たちのものとして、それを売却する事で収益をあげています。
イオンモールでの回収をやっています。
ここからは情報がブラックボックスなので少し私の想像が入りますが、
文脈からすると、回収した中身はイオンとして扱われているはず。
その時のECOMMITの役割は・・・というと回収業務のアウトソーサーです。
この受託業務として収益をあげているのだと思います。
このECOMMITのビジネスモデルは、アメリカの古着ECサイトのThredupに似ています。
Thredupは自社サイトで古着のC2Cプラットフォームを行っており、その際のC向けのサービスとして、査定、値付け、写真撮影、文章作成、交渉、発送を行っています。
そして、その業務をBPOサービスとして、自社ブランドの中古販売の業務受託しています。これをResale as a Servieと言います。
これと同様にPASSTOの仕組みは「回収業務 as a Service」です。
この「メインでやっている業務をそのままサービスとして提供する」っていう仕組みは、今後、サーキュラーエコノミー関連でも増えてくるのではと思います。
なぜなら「モノの販売」から「モノのサービス化」に業務転換をする事になり、ここで発生するのが「オペレーションどうするの?」問題です。
サーキュラーエコノミーに移行するタイミングで業務転換する今のタイミングがチャンスです。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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