今回は、フェアトレードチョコレートの話。
Tony’s Chocolonelyというオランダのチョコレートメーカーです。

Tony's Chocolonely Japan – Tony’s Chocolonely

一緒にココアの搾取を終わらせましょう。参加してみませんか?信じられないほどおいしいチョコレートで、私たちはチョコレートが違う方法で作られることを世界に示します。

強制労働完全廃止(100% slave free)を掲げていて
その熱烈なメッセージをご紹介。

ちなみに2023年の売り上げは1億5千万ユーロ(約244億円)で、過去2年間の成長率は+22.6%です。

Tony’s Chocolonely Scales Impact Model While Delivering Record Growth | Sustainable Brands

The impact-driven chocolate brand doubled farmer premiums, further reduced child labor and environmental impacts, and continued to grow its coalition of Mis...

 

1枚目の画像が実際のチョコレートのデザインです。
良く目にするチョコレートとデザインが違いますよね。
なぜこんなデザインになっているかわかりますか?

これは「不平等」を表しています。
Tony’s Chocolonelyのチョコレートを食べる人が増えれば増えるほど
目にするようになるメディアのようなチョコレートです

2枚目の写真が実際にアムステルダムにある旗艦店の店内の様子です。
強制労働をさせられた男の子の写真がでかでかと飾ってありました。

3枚目の写真も店内の壁にかかれた写真です。

Alone we'll make slave-free chocolate but together we can make all chocolate 100% slave free.
So we ask you to join in.
一人きりでも奴隷のないチョコレートを作ることはできますが、みんなで力を合わせれば、この世の全てのチョコレートを100%奴隷のない世界にすることができます。
だから、私たちはあなたに参加をお願いしているのです。

4枚目の写真も同様に店内の壁にかかれた写真です。

The more people join our mission and share our story, the sooner 100% slave free becomes the norm in chocolate.
The choice is yours. Are you in?
より多くの人々が私たちのミッションに参加し、私たちのストーリーを共有することで、100%奴隷のいないチョコレートが当たり前になる日が来るのです。
選択肢はあなた次第です。あなたは参加しますか?

メッセージが清々しいですよね。
想いが強く・熱量が高く、プロダクトのしっかりしていれば、きちんと売り上げもついてくる。
そんな事例の紹介でした。

 

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。