子供の持ち物って、名前書きますよね。
子供自身がモノを管理してくれるわけでもなく、
ずっと親が付きっ切りで管理する事が出来るわけでもない。

なので、モノに管理機能が備わってないと
そのモノが誰のものか分からなくなる
なのでモノに名前を書いてしまう事でモノに管理機能が備わる・・・
(と言っても、管理されやすくなっているだけですが・・・)

そうするとここで新たな問題が発生します。
子供が大きくなり、使っていた服を妹・弟が使う事にしました。
いわゆるおさがりです。でも、その服のタグにはお姉ちゃんorお兄ちゃんの名前が書いてある。

困りました・・・

そんな悩みを解決した子供服メーカーが「ナルミヤ・インターナショナル」です。
そのメーカーの「petti main」にというブランドが秀逸です。

ナルミヤ・インターナショナル

人気子ども服ブランドのナルミヤ・インターナショナルが運営する公式サイトです。メゾ ピアノ・プティマインなど展開する全ブランド情報や各種イベントについてご案内しま…

何をしたかというと、petti mainのネームタグには写真のような「2人分の名前が書ける」タグがあります。

ナルミヤ・インターナショナルオフィシャルサイトより

これは目から鱗が落ちました。

タグの名前って1名分じゃん!という思い込み
それを軽くぶっ壊してくれました。

ちなみに多くの家庭が1~2人の子供多いから2名分にしたのだと予想しています。

3兄弟はどうするのとか?メルカリとかで売るときどうするの?とか他にも課題は思いつきますが、
何よりこの常識のぶっ壊し方が好きです。

そういう常識に囚われたモノのデザインはまだまだ沢山あると思います。
その常識を壊すような発想をしていくと、深みのある商品・サービスが提供できるのではと思います。

このpetti mainの件も、これまである子供服をネームタグ2人にしただけで、なんか全く別のモノに変わった感じもします。

こうやってマーケットのニーズに合致した商品・サービスが提供されていく良い事例でした。

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。