「どんぐりって、どんぐりから芽が出て木になるって知ってました??」って聞くと、「そりゃそうだろう・・・」と思う人と、「え、どんぐりって芽が出るの?」と思う人の2つに分かれますが、ほとんどの人が後者です。

子どもの頃から、よく見るどんぐり。
私も数えきれないくらいの沢山のどんぐりに出会いましたが、一度も芽が出たところを見たことがありませんでした・・・戻り苗と出会うまでは。

戻り苗って何か。
それは、森にあるどんぐりを遠く離れた人達が育てて、それを森に戻す・・・というサービスです。

MODRINAE – modrinae

どんぐりを育て、森に還す。想いが残せる、観葉植物。「戻り苗」

なぜサービスなのか。
これは、2年の間、どんぐりと共に過ごし、立派な苗木になるまで、育てる体験が出来るからです。ちゃんと2年間サポートしてくれます。
あくまでお金を払うのは「育てる側」です。だからサービス。

そう。あれだけの数のどんぐりに出会ったのに、一度も苗木にした事がない。あんなに身近にあるどんぐりが育った事を見たことがない。
それを解決できます。

育て始めて1ヶ月ちょっとのどんぐり

ちなみに戻り苗は1つ12,000円くらいします。一見高そうに感じますよね。
でも、これで2年間楽しめます。なので、24か月で割ると1ヶ月500円。
戻り苗は500円のサブスクサービスと同じなんです。

育て始めて3ヶ月くらいのどんぐり

ド直球の提供価値を考えれば、

 みんなで、どんぐりから苗に育てて、森に植えて、森を守ろう!

って事かなと思います。

でも、そうじゃない。

 多くの人が2年間かけて楽しい体験をし、しかも結果的に森が守られる。

この感覚です。

もし主体が「森を守る!」となると、お金をもらって業務委託で育てたり、ボランティアで育てたりになります。
しかし、これは逆です。お金を払って育ててるんです。

めちゃめちゃ秀逸なビジネスですよね^^

ちなみにそのビジネスを考えたのが、この奥川季花さんです。

どんぐりから森を育てる。自宅やオフィスで育てた苗木で災害リスクの低い山づくりを|奥川季花

山火事に土砂災害など、温暖化をはじめとした自然環境の変化により、近年多くの人的被害が生まれている。高校時代に土砂災害で友人を亡くした過去を持つ、株式会社ソマノ…


さらにちなみに、2023年11月17日から育てられた、どんぐりの成長記録はこちらのInstagramで見る事が出来ます。

https://www.instagram.com/donguri_growth

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。