「大型クレーンは、人じゃない!」っていうツッコミは置いておいて、アムステルダムにある大型クレーンの次の人生の話です。
???
この画像の大型クレーン、いったい何だと思いますか?
もちろん、かつてはクレーンとして活躍していました。
この大型クレーンがある地域は元々造船所が一帯にありました。いわゆる工業地帯です。その工業地帯も時代が移り変わり、今は若者が集う地域になっています。
という場所にあるのですが、改めて何だと思いますか?
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正解は「ホテル」です^^
ホテルの名前は「Faralda Crane Hotel」と言います。
クレーンの上の方にある縦に赤・黒・赤と箱になっているのが分かると思いますが、ここが部屋です。
この3つの部屋は、豪華なスイートルームで、それぞれ異なるデザインとテーマになっています。そして部屋からはアムステルダムの市内や港の絶景を一望出来ます。
その3つの部屋の上の部分(T字の横と縦が接する部分)は、な、なんとジャグジーがあります。ちなみにこのホテルはおおよそ一泊20万円で泊まれます。
こんな大きいものでもアップサイクルが出来るという事例です。
しかも、この地域のシンボルとなり、ランドマークでもあります。
アップサイクルをすると、原型が分からなくなる事が多いですが、このようにあえて「元の姿を活かす」というアップサイクルもあるという好事例かと思います。
元の姿を残す事により、アップサイクル後の提供価値とのGAPが、顧客体験として良い体験になるのだと思います。
ちなみにこのホテルのオフィシャルサイトはこちらです。
Booking.comはこちら。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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