いきなり質問です^^
この画像の塔のようなモノは何かわかりますか???
名前は「ワームホテル(WormenHotel)」と言います。
アムステルダムの泊まったホテル(中心地から電車10分くらいの距離)の近くにありました。
ホテルを出ててぶらぶら歩いていると突如見たことも無い物体が・・・。
高さは、150cm~170cmです。写真にスクーターが写っているのでイメージ湧くと思います。
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正解は、「みみずのホテル」・・・「コンポスト」です!
しかもコミュニティコンポストと言って、地域コミュニティでコンポスティングします。
このワームホテルは、コミュニティが所有します。
みんなで1つのワームホテルに生ごみを入れて、堆肥を作ります。
地域のみんなが集まる場になるので、「生ごみ」を通して、コミュニケーションが生まれます。
「生ごみ」が地域のコミュニケーションを生み出すというコンポストを上手く活用したコミュニティ活性化方法です。
しかも、生ごみが堆肥に変わるので、地球環境にも優しい。
コンポストを目的とするのか、コンポストを手段とするのか、ちょっと見方を変えるだけで起きうる結果が変わるのが面白いですよね。
あと想像するに、この巨大なコンポストが街中にあるだけで、価値観を刺激し、価値観をシフトするきっかけになっていると予測しています。
今まで、目に留まらなかった人も、コンポストに考えるようになるし、目の前で地域の人達がそのような活動をしていたら、自分もその価値観にくすぐられて、共感に至るのではと思います。
ワームホテルは、とても奥の深いソリューションだなぁとつくづく思います。
ちなみにアムステルダムには既に200か所(200コミュニティ)に設置されていて、ウェイティングリストには300もの登録があり、供給が間に合ってない状況との事です。
アムステルダムに行ったら、探してみてください。
突然ばったり出会います^^
<オランダのワームホテル:環境に優しいコミュニティ構築のアプローチ>
Worm hotels in the Netherlands: an eco-friendly approach to community building
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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