電気自動車(EV)だったり、e-バイクだったり、必ず問題になるのが「どこで充電するか」。充電する側が自ら発電出来たら「どこで充電するか」の問題が解消されるんですよね。
そんな問題を解消したマイクロモビリティを提供するのがHelioxです。
クルマではなく、バイク、自転車、スクーターですが、モビリティそのものに太陽光パネルが設置されています。
近い将来、ペロブスカイト太陽電池が主流になってくると予測されます。
ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイト結晶構造を持つ材料を光吸収層に用いた次世代太陽電池です。従来のシリコン太陽電池と比べて製造コストが低く、高効率な発電が可能です。基板にフィルムを用いると、薄くて軽く曲げられる太陽電池が実現できます。
まだ課題も多いのですが、次世代型太陽電池と言われています。
このHelioxのモビリティは、その次世代型太陽電池に置き換える未来を想像しているように思います。
現状はシリコン太陽電池ではじめ、管理システムやビジネスモデル確立させ、次世代型太陽電池が商用化されたタイミングで切り替えて、さらにビジネスを昇華する。
太陽光パネルはリサイクルの問題も発生しますが、レンタルやシェアリングにしてメーカーに戻る仕組みにしておけば解消されます。
そのあたりも考慮した総合的なビジネスモデルを注目していきたいと思います。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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