今回も太陽光発電です
営農型太陽光発電ってご存じですか?
営利的農業と太陽光発電を同じ土地でいっぺんにやるというものです。

例えば、添付画像のように、稲作をやっている上に太陽光パネルを設置して、
電気を発電しながら、米を作るって事をします。
もちろん、日照はちゃんと計算して稲がきちんと育つように設置します。

つまり「稲作×太陽光発電」っていう事をやっています。

そんな営農型太陽光発電に「放牧×太陽光発電」というものがあります。

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2枚目の写真がそれなのですが、太陽光パネルを設置された場所に白い羊が見えます。
太陽光パネルを設置した場所には、雑草が生えてしまう為、この雑草をどう除去するか・・・というところから
羊を放牧するという事になったそうです。

羊はヤギと違って、ケーブルをかみ切る事もなく、ただただ雑草を食べるので適しているそうです。また羊の糞が、地面に落ちる事で、それが肥料となり、土壌改良になるとか。

エネルギーの観点から見ても、羊のエネルギーの源は、雑草なので雑草を食べれば動き出し、電池が切れたら(体力が無くなったら)、眠り、そしてお腹が空いたら雑草を食べる。
草を食べて充電するという再生可能エネルギーなところも良いところです。

またアニマルウェルフェア的にも、比較的良い環境なのではないでしょうか。
太陽光パネルの存在がどの程度、羊にストレスを与えるかはわかりませんが、狭い場所に閉じ込められて、育てられている動物に比べたら断然良い気もします。

このあたりの発想も、世の中のトレンド変わらないと分からないもの。
少し思考を広げると、「そんな組み合わせあり?」というのが、とても有効な手段になる事が他にもありそうです。

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。