夏には冷房をガンガンつけて、
冬には暖房をガンガンつける。
でも、
日差しの当たらない部屋は、涼しいし、
日差しの当たる部屋は、暖かい。
太陽光を取り込めば温まるし、
太陽光を避ければ涼しくなる。
そんな太陽光を部屋単位で取り込み・遮断をコントロールする事で、
暖房・冷房の利用率を下げるというホテルがオランダアムステルダムにあります。
その名は、QO Amsterdam (Ruby Emma Hotel)です。
上記の外観の写真で金色のパネルが見えると思います。
これはファサードパネル(建物の外壁を覆うために使用される建材)というもので、自動で開閉して部屋の温度を適温で保つようにする仕組みです。
春~秋にかけては、パネルを閉じて陽射しを遮断する事により、冷房効率を高めます。
秋~春にかけては、パネルを開いて陽射しを取り込む事により、暖房効率を高めます。
ちなみにこの自動開閉は、日単位ではなく、時間帯で開閉します。
上記の画像が部屋の中から撮った写真ですが、左はiPadを使って手動で開けた状態です。その後、ちょっと近くのスーパーに買い物に行ったのですが、帰ってくると右側のように閉じてました。その日は日差しが強く、部屋の温度が上がりすぎるのを防ぐために自動で閉じたようです。
これにより、暖房にかかるエネルギーの65%を節約、冷房に関しては90%の節約に貢献しているそうです。
もしアムステルダムに行くことがあれば一度泊まってみてください。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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