中古のモノを販売する時って、
譲り受けたものをそのまま販売する場合と
譲り受けたものをくまなくチェックして整備をして販売する場合があります。
後者の場合は既に整備士がいるわけです。
今後は買うまでのサービス(=新品を売る)から買った後のサービスにシフトしていきます。
例えば、中古のEバイクのリファービッシュ品に保証をつけて、手頃な価格で販売するUpway
1年間の保証付きで、1年以内であれば無償で修理をしてくれます。
1年以降は有償で修理が可能。
そして最終的に売却をすれば、Eバイクの所有がUpwayに移るので、そこで改めて整備(修理)して再販売。
大事なプロセス(顧客サービス、再販売)には整備士が存在します。
中古品なので「製造」というプロセスはなく、その代わり「整備」というプロセスが発生します。
新品販売の場合は「製造」と「整備」で人を分ける必要がありますが、中古品の場合は「整備」のみです。
こんな感じで、サーキュラーエコノミーなビジネスをすると、人材は上流から下流に移っていきます。
リユースだったり、リペアだったり、アップサイクルだったりを「人材」という観点で見てみると面白いです。
これはからは新しく作って売ってなんぼの世界ではなくなります。
そうなると「人材」はどこにいくのでしょうか。
想像してみてください。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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