昔は竹細工が沢山ありました。
そんな竹細工もプラスチック製品が普及されると、便利で扱いやすいプラスチックにシフトし、タケノコも輸入のタケノコが大量に入る事になり、竹そのものも切らないし、タケノコも切らない。
そして竹の成長スピードはとても速いので、減る量よりも増える量の方が大きくなり、その結果「竹害」という言葉も出来ました。そんな竹害予防と、資源として竹を活用しよう・・・というのはわかります。
でも、地球に優しいから・・・という理由だけだともったいない。
竹にはいろいろな特徴があって、その特徴を如何に活かすか・・・が重要です。
例えば、抗菌効果があるとか。
(竹林では「動物の死骸が腐敗しない」らしいです)
そして竹の特徴を活かした素敵な商品もありました。
それは「ピンセット」です。
東洋竹工の企業が作っています。
竹のピンセットは、磁器を帯びずに周辺部分を傷つけないという事で、IC(集積回路)の基板を作るために重宝されているそうです。
やはり、竹は〇〇だから良い。さらに地球にも優しい。のように2番手に「地球にも優しい」が来るくらい、1つ目の商品としての提供価値をしっかり見出し、しっかり伝える事が重要かなと思います。
竹と同様に「地球にも優しい」材料は沢山あります。
その材料の本当の提供価値は何なのか、それを突き詰める事がとても大事だと思います。
そして、「地球にも優しい」と謳う事も忘れずに・・・。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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