「服は所有するもの」っていう固定観念がある気がします。
ファッションを愉しむ為には、多くの服が必要であり、それを所有する必要があるという固定観念がある気がします。
所有しなくてもファッションを愉しむ方法は1つあります。
それは借りる事。
もちろん、
「所有しているものを着る」というストーリーや、
「長く愛着のあるものを着る」というストーリーも含めて
ファッションだとは思います。
逆に「所有しないものを着る」というストーリーも
ファッションだよなと私は思います。
そんな選択肢を与えてくれるのが、airClosetです。
airClosetは、以下のような特徴があります。
・スタイリストがコーディネートの提案をしてくれる
・気に入れば好きなだけ借りられる
・洗濯・クリーニングは不要
airClosetのような服のレンタルサービスは、大量生産・大量廃棄のアンチテーゼという側面もありますが、それ以上に生活者(顧客)に対して新しい価値を提供していると思います。
所有していたら享受する事の出来ない「スタイリストのアドバイス」があったり、レンタルだからこそ享受できる「一期一会」的な服との出会い体験であったり、ずっと手元にあるわけでないからこそ、服への向き合い方が変わったりと、洗濯・クリーニングが不要なので「着る」に専念できるという事だったり、所有した時には得られなかった価値が存在しています。
所有とレンタルの違いは、経済的な価値(金銭的な支払い、資産価値)以外に、体験情報価値が明確に違います。
現状、多くのものが「所有」されています。
もしそれを「レンタル」にしたら、どういう新しい価値が生まれるのか。
そういう視点で身の回りのものを見ると、新しいビジネスが生まれると思います。(しかも、地球に優しい。)
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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