ゼロから作るんじゃなくて、改造すればいいんです」という発想が好きです。ガソリン車を改造してEVにしちゃうという実証実験を2024年3月に始めた丸和運輸機関社です。

丸和運輸機関社は、アマゾンの配送業務の受託を手掛けていて、今回、リース期間が終了したガソリン車をEVに改造して、EVを増やしていこうという試みです。

自宅まで届ける為に使っている車は、軽自動車(スズキ エブリィ)を使っています。その台数を2030年までに1000台をEVにすることを目指しているとの事です。(全体台数は3000台)

中古車改造し宅配EV、なぜ? アマゾン配送の丸和運輸機関 - 日本経済新聞

2024年2月28日の日本経済新聞朝刊1面に「中古ガソリン車、EV改造広がる」という記事がありました。アマゾンジャパン(東京・目黒)の配送受託を手掛ける丸和運輸機関は、…

そのガソリン車をEVにしちゃう技術はFOMM社が提供しています。

株式会社FOMM

株式会社フォムは、実用的な電気自動車の企画・開発・製造・販売を東南アジアを中心に量産普及を目指し、将来訪れる太陽経済に貢献できるよう事業基盤を構築する川崎市幸…

このケースはガソリン車のケースですが、既存のプロダクトを改造するって発想はいろいろなところで使えそうです。

既に運用されている機器が現状環境に悪いものだとしても、何かしらの方法で改造する事で環境に良いものにする事が出来たら・・・

しかも「新しく買い替えるより安い」となれば、一石二鳥ですね。
(よくよく考えたら、USB Type-Cが主流になった時に、USB 2.0 Micro-Bからの変換器も身近なところで同じケースですね^^)

投稿者プロフィール

菱木 信介
菱木 信介
外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。