「リファービッシュ」とは、
動くかどうかわからない状態である製品を、点検・整備する事によって、動くことを保証し、提供する事です。
他にも「初期不良によって動かない」ものを修理して、ちゃんと動くようにしたり、展示品として使っていたものを整備して、ちゃんと動かすようにする事です。
修理品や中古品と何が違うかというと、
修理の場合は壊れた個所のみを直しますが、リファービッシュの場合は、壊れた個所修理し、さらに全体的に点検してトータルとして保証します。
同様に中古品の場合は、動いていればそのままの状態で提供しますが、リファービッシュの場合は、さらに全体的に点検してトータルとして保証します。
そんなリファービッシュ製品をPanasonicさんは「Panasonic Factory Refresh」というブランドで提供しています。
価格は新品の2割引き程度で、品質は厳格な出荷基準を満たしていて、さらに1年間のメーカー保証を付きます。
消費期限が近付いたファミマのおにぎりを2割引きで、販売するエコ割と構造は同じです。
「捨てるのはもったいないから、安く販売して救済してもらおう」というものです。
こういう構造のものは、いろんな業界で起きている気がします。
失敗した、壊れた、古くなった、使用済み、等々。
おそらくこれから市場(消費者側)の意識は「もったいないから私が救済する」という人が増えてくると思います。
しかも、構造上新品よりも安く手に入る。消費者にとっては一石二鳥。
そんな人が沢山生まれる事を見越して、手を打っておくのも良いと思います。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
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