次の2つを比較した場合、どちらが欲しいでしょうか。
(同じ機種で、同じだけ使ったスマホで、販売価格は同じとします。)
① 中古のスマホの動作確認だけしたもの
② 中古のスマホを整備して品質チェックしたもの
当然の事ながら、皆さんは②を選ぶでしょう。
同じ中古のスマホなのに、②は何が嬉しいのでしょうか。
それは専門家による品質の保証というものに価値があります。
①の場合は、お店側は買い取る際に動作確認までしますが、それ以上はしません。
②は、動作確認の結果、整備が必要な部分を整備し、新品販売に近いレベルまで品質チェックをします。
そのプロセスから生まれる安心感が②のスマホを購入させる動機になります。しかも新品より安い。
このような中古の電子機器(スマホ等)の整備済み製品のマーケットプレイスを提供しているのがBack Marketです。
Back Market「中古品と同様の価格帯で品質は新品に近い」と謳っています。
確かに、値段が安くて品質が高いものがあれば欲しくなりますよね。
マーケットプレイスなので、基本的に販売者と購入者を引き合わせる場になります。ただその前にマーケットプレイスには「適切な販売者」がいないと購入者が購入してくれません。
(そりゃ、品質を保証しているくれるのが誰かによって「保証」の価値が左右されますよね)
その為にもBack Marketは、マーケットプレイス参加の審査を厳正にやっており、実際3件に1件しかマーケットプレイスに参加出来ない・・・のように、Back Market自体が場に安心感を提供しています。
またBack Marketは修理の体制も構築していて、
もしある販売者が提供しているスマホが故障してもBack Marketの修理サービスで修理する事が可能です。
(全員が販売元に修理の依頼をしていたら、配送の無駄が起きますよね)
中古品も磨けばダイヤになる。
色々な可能性を感じる事例でした。
投稿者プロフィール
- 外資系大手コンサルティングファームにて経営・IT・業務に関するコンサルティングを行い、生命保険会社にて経営企画部長を従事、Fintechベンチャー起業・経営を経て、「サステナビリティを1歩でも前進させたい」というパーパスを具現化すべくCircular Economy Thinking合同会社を起業。これまで培った経営コンサルティング経験、起業経験・経営経験を活かし、Circular Economy実践の為の活動を行っている。他にもCXコンサルティングやエグゼクティブコーチングも行う。
最新の投稿
- 09:Repurpose(R7)2025年1月13日修理するという体験価値の提供
- 11:Recycle(R8)2025年1月6日未来を見据えた太陽光パネルのリサイクルイノベーション
- 08:Remanufacture(R6)2024年12月27日廃棄されるオフィス家具を活かし、心地よい新しいオフィス空間を創る
- 05:Repair(R4)2024年12月23日"修理無料"で顧客を惹きつけ、繋がり続けるジーンズメーカー